こんにちは!ユニバードさんなのだ。
1月は初詣や成人式があったから、街で着物を着ている人をたくさん見かけたのだ。
なんだかユニバードさんも着物を着たくなったので着てみたのだ!
えへへ、似合うかなぁ?
(ユニバードさんが男の子だということは気にしてはいけないのだ)
でも着物ってなかなか一人で着ることができないよね。
ユニバードさんもこの着物を着る時にはお友達に着付けてもらったのだ。
自分で着付けられる人ってかっこいいなぁって思うのだ。
夏に着る浴衣も、成人式の振袖も美容院などで着付けてもらっている人がほとんどなのだ。
誰でも簡単に一人で着ることができる着物があればいいのになぁ…と思っていたら、すごくぴったりな着物を見つけたので紹介するのだ!
それは、木下和裁株式会社さんが作っているユニバーサルデザイン着物「キモノ さよりす」なのだ。
「キモノ さよりす」は、着物も帯もマジックテープを使っているので、誰でも一人で簡単に着ることができる、まさにユニバーサルデザインな着物なのだ。
マジックテープで固定するので、帯できつく締める必要もないんだよ。だから食べたり飲んだりしても、お腹が苦しくならないのだ。
食いしん坊なユニバードさんにぴったりな着物なのだ!
さらに、肩の部分にダーツ(※)を施しているので、ハンガーにかけておくこともできるんだよ。
普段着る洋服みたいにクローゼットにかけておいて気軽に着ることができるね。
ウエストの部分もくびれができるようにダーツが施してあるし、おはしょりもついているから、帯でゆるく締めるだけでも着ている姿は普通の着物と全然変わらないのだ。
「キモノ さよりす」は今から10年前にできた着物で、当時老人ホームの方から「高齢者の方でも簡単に着ることができる着物はないか」と相談を受けたことがきっかけだったのだ。
そこで、寝ている状態でも着せやすく、高齢者の方にも負担のかからない着物はないかと考案したのが「キモノ さよりす」だったのだ。ベッドにサヨリス着物を広げて、そこに寝ればあとは着物を重ね合わせてマジックテープで留めるだけ。とっても簡単なのだ。
最初は高齢者の方からの注文が多かったけれど、今では日本に来た外国人や子育て中の女性からの注文も増えているんだって。
「キモノ さよりす」のように、「一人では使うのが困難だったもの」を「一人でも簡単に
使えるもの」にするというのもユニバーサルデザインの考え方の一つだね。
木下和裁株式会社さんは、「キモノ さよりす」を通じて少しでも多くの人に着物に興味を持ってもらい、着物を作る和裁の技術を残していきたいと考えているのだ。
ユニバーサルデザインで、日本の伝統技術を守るのだ!
※ダーツ…洋裁用語で布地を立体的な形にするためのつまみのこと。ダーツを作ることでより立体的に、より身体に合う衣服を作ることができる。
【引用・参照元】
「サヨリス着物」(木下和裁株式会社)
http://www.sayolis.com/