ユニバードさんみんな、今年もよろしくなのだ!ユニバードさんなのだ。
冬は大通りがイルミネーションでキラキラしてキレイなのだ。イルミネーションといえば、最近こんなニュースがあったのを知っているかな?大阪の御堂筋は「最も多く街路樹にイルミネーションを施した通り」として1月9日にギネス世界記録に認定されたんだって。すごいのだ。

大阪御堂筋のイルミネーションユニバードさんも、そんな素敵な町並みを見ようと通りを歩いていたときに信号機のある交差点で「カッコー」とか「ピヨピヨ」という音が聞こえてきたのだ。この音は何だろう、気になって調べてみたんだよ。

いつもぼくたちが道を歩いていて何気なく聞いている、この信号の音は「誘導音(ゆうどうおん)」といって、目の不自由な人に信号が青であることを知らせるためのものなのだ。誘導音には「通りゃんせ」「故郷の空」などの音楽が鳴る「メロディ式」と、「カッコー」とか「ピヨピヨ」などの音が鳴る「擬音式(ぎおんしき)」があるのだよ。

平成15年の警察庁からの通達(注1)により、信号機を付け替えるときには、道路横断時の方向性がより明確で、誘導性も高い、擬音式の異種鳴き交わし方式(注2)にすることになったんだって。メロディ式の信号機は少なくなりつつあるのだ。「異種鳴き交わし」は、むこうとこちらで違う音が鳴るので、方向とか距離がわかりやすくていいよね。でも、曲の進行で横断時間の残りが分かりやすい「メロディ式」も、ぼくはなんだか捨てがたいのだ。

誘導音も常時鳴るところと、必要なときだけボタンを押して鳴らすところがあるよ。住宅地などの「いつも音が鳴っているのは迷惑」と思う人への配慮なのだ。信号機もだんだん進化して、みんなに使いやすいものになっていくんだね。

(注1)平成15年10月22日 警察庁丁規発第77号 視覚障害者用付加装置に関する設置・運用指針の制定について

(注2)異種鳴き交わし方式(いしゅなきかわしほうしき)目の不自由な人をより安全に誘導するために、交差点のこちら側と反対側で違う種類の音を時間をずらして鳴らす方式。(ピヨ・ピヨピヨ、カッコー・カカッコー)

異種鳴き交わし方式の図