イセトーユニバーサルデザイン特設サイト

ユニバーサルデザインの7原則って?

ユニバーサルデザインの7原則って何だろう?
  • ロナルド・メイス博士をふくむ、ユニバーサルデザインの主宰者たちが、ユニバーサルデザインにおける7つの決まりごとを定めています。

例えば、どんなユニバーサルデザインの例があるのか、ユニバードさんが紹介するのだ

 

1.公平な利用

(例)自動ドア

公平な利用
例えば、自動ドアはみんなが同じ方法で利用できるし、身体に負担がかかることもないのだ。
押したり引いたりするドアは、車椅子や松葉杖を使う人にとっては、入りにくいこともあるのだ。
それに、お買い物をして両手がふさがっている人も、ベビーカーを押すお母さんも、負担を感じることなく使えるのだ。
2.利用における柔軟性

(例)フロアの移動

利用における柔軟性
例えば、1階から3階へフロアを移動するときは、イラストのように「階段」「エスカレーター」「エレベーター」の3つの手段が用意されていて、自分で手段を選択することができるのだ。
大きな荷物をもったひとや、ベビーカーを押す人も、車椅子を使う人も利用できるのだ。それに、急いでいたら階段をかけあがったり、そうでないひとはエレベーターを待ったり、自分のペースにあわせて柔軟な対応ができるのだ。
3.単純で直感的な利用

(例)押しボタン式スイッチ

単純で直感的な利用<br /><br />
イラストの黒い物体は何だろう?
この製品が何なのか、どんなふうに使うものなのか。説明がなくても「黒いところを押すのかな?」と思う人が多いと思うのだ。
このスイッチは、単純で複雑でなく、言葉を理解して話す能力がなくても、直感的に「押す」ことがわかるのだ。それに、「押した」あとで「明かりがつく」こと、つまり、期待どおりに何かがおこることも大事な指標なのだ。このスイッチみたいに不要な複雑さがなく、日本語も英語も話せなくても、押してみたら何か起こるという期待と直感とが一致することが、「単純で直感的な利用」なのだ。
4.認知できる情報

(例)ピクトグラム

認知できる情報
電車にのっているとき、イラストみたいに次の到着駅を案内している画像を見たことがあると思うのだ。これは電車の扉の上にある液晶パネルで表示される画像で、漢字の他に、ひらがなや、ローマ字で駅名を表示して、できるだけ多くの人に伝わるように工夫をしているのだ。
車掌さんがアナウンスもしてくれるし、たとえアナウンスを聞き逃しても、パネルを見ればわかるようになっていて、様々な方法で情報を伝える工夫がされているのだ。こうして耳が聞こえない人にも、目が見えない人にも、大人にも子供にも情報が伝わるのだ。
5.失敗における寛大さ

(例)「戻る」ボタン

失敗における寛大さ
パソコンの「戻る」ボタン、ユニバードさんは使うことが多いのだ。
「戻る」ボタンは、たとえ失敗してしまっても、失敗する前の状態に戻すことができる機能なのだ。
このボタンのように、まちがえても元の状態に戻れるようにしたり、あらかじめ失敗がおきにくいように設定して置いたりすることで、失敗を最小限にすることが、失敗における寛大さなのだ。
6.少ない身体的な努力

(例)プリペイドカード

少ない身体的な努力
イラストは、スイカやメトロカードで改札をとおるところなのだ。
このカードがあれば、「切符を買う」「切符を改札に通す」ことがいらなくなって、電車にのるたびにその行動を繰り返さなくてすむようになったのだ。このことは、毎回切符を買うよりも効率的だし、うごきも最小限になって、疲れにくくなるのだ。
7.接近や利用のためのサイズと空間

(例)誰でもトイレ

誰でもトイレ
イラストは駅や公共施設などで見かけるようになった「誰でもトイレ」なのだ。
このトイレは、車椅子やベビーカー、オストメイト(※)を使用している人、そのほかにも、大きなトランクを持った人など、いろいろな人が利用できるトイレなのだ。
このように、様々な身体的特徴をもつ人々が近づき、操作するための広さや大きさが整えられていることが「利用しやすい大きさと空間」なのだ。

(※)人工肛門・人工膀胱保有者のこと

これらの7原則はユニバーサルデザインを考える上で、とっても大切なきまりごとだけど、必ずしも全てを達成する必要はないのだ。7原則を参考にして、身近なもののユニバーサルデザインを考えてみるのだ。

※実利用者研究機構の提唱する7原則を参考にしています。
実利用者研究機構:UD資料館

⇒ユニバーサルデザインの考え方が必要な理由は?


PAGETOP
Copyright © 株式会社イセトー All Rights Reserved.