こんにちは!ユニバードさんなのだ!

イセトーの社内UD勉強会に参加してきたのだ。
営業やデザイナーなどたくさんの社員が集まって、UDについて体験もしながら、勉強していたのだ。

はじめはこれ!バリアントール(※1)というメガネを使って、色弱者の見え方体験をしたのだ。
色弱者は男性に多く、男性の約20人に1人、全国男女合わせて約320万人いるのだ。
ユニバードさんもさっそくつけて、実際に使われている帳票を見てみたのだ!
そうしたら、赤と緑の見分けがつかなくて重要な部分がわかりにくかったのだ…。一般色覚者の人にはわかりやすい配色でも、色弱者の人には、全然見分けがつかない色になってしまうことがあるんだね。
情報を示すときは、配色にも気を付けることはもちろん、色弱者の方が色の見分けがつかないことも考えて、デザインの形状を変えたり、模様をつけるとわかりやすくなるんだね!これは発見なのだ。


次はこれ!高齢者体験グッズ!
日本は、「高齢化最先進国」と呼ばれているくらい、高齢化が進んでいるんだ。2017年時点では、高齢者(65歳以上)の割合は、27.4%で、全国で約3,000万人以上。20年後の2035年には、33.4%を超えて、3人に1人が65歳以上になるのだ。(※2)

身近に高齢者がいるし、自分も年をとった時に住みやすい世の中がいいのだ・・・。だから、今回勉強会で高齢者体験をして、実際になにが不便なのかを考えてみたのだ。

まず、白内障の疑似体験ができるゴーグルと、ひじサポーターをしてみたのだ。視界はぼやけて、全体的に暗くて見えにくいし、ひじも曲がらないから、とても動きづらかったのだ。
ゴーグルとサポーターをつけて、実際に使われている帳票に記入してみたら、小さい字が見えなくて、色も見分けがつきづらくて、とても時間がかかってしまったのだ。しかも、書き漏れや書き間違いがたくさん!
次に、イセトーがUDに配慮してデザインした帳票に記入してみたのだ。
UDに配慮した帳票は、読みやすい文字で、記入しないといけない項目だけ色が変わっていて、何を書けばいいかの指示も書いてあるから、書き漏れがなくなったのだ。前よりも短い時間で、不備が少なく書けたのだ!

モノを使う人、モノを買う人、エンドユーザーになりきって考えることで、何が大変なのか、どう配慮したらいいのかがよくわかったのだ。
イセトーは、お客さま向けにもUDセミナーを開催しているのだ。基礎から応用まで学べる研修セミナーで、実際に利用中の印刷物などのUD分析を行うワークショップもできるんだって!UDについて知りたい、社内で広めたい、使いたいという方はぜひイセトーへ連絡してみるのだ!

※1 「バリアントール」伊藤光学工業株式会社
http://www.variantor.com/jp/

※2 出典:総務省統計局ホームページ
http://www.stat.go.jp/data/topics/topi1031.html